今回の記事では元プロボディビルダーのドリアンイエーツについて紹介します。
ミスターオリンピアを6連覇している彼はどんな過去を送り、どんなトレーニングをしてたのかまとめましたので最後までご覧になってください。
このページの目次
ドリアンイエーツのプロフィール
名前 ドリアンイエーツ(Dorian Yates)
生年月日 1962年4月19日 2018年現在56歳
異名 TheShadow
職業 ボディビルダー
身長 179cm
体重 オフシーズン141kg オンシーズン120kg
腕回り 51cm
太もも 79cm
ウエスト 88cm
カーフ 52cm
胸囲 142cm
ドリアンイエーツの生い立ち
ドリアンイエーツ(Dorian Yates)はイギリスのハーレイで生まれ、スタッフォードシャーという田舎で育ちました。母親は乗馬のインストラクター。イエーツの父親は42歳という若さでイエーツが13歳の時に心臓発作で亡くなっています。そして父親の死後、バーミンガムに引っ越ししています。
19歳のときには、地元の暴動に関与して逮捕されて6ヶ月間、少年院に収監されてしまいます。
イエーツは21歳からトレーニングを始めてトレーニングにのめり込み、1987年にはバーミンガムにあるTemple Gymを購入しました。そして、翌年の1988年の「British Championships, Heavyweight」で優勝しています。
1991年にMr. Olympiaに初出場して見事、準優勝。翌年の1992年には初優勝を果たし、1997年まで6連覇という偉業を成し遂げる。
しかし、1997年のMr. Olympiaの3週間前に左腕の上腕三頭筋、上腕二頭筋、共に負傷させてしまい、この怪我がきっかけとなり1997年のMr. Olympiaをッ最後にボディビルを引退しています。
翌年の1998年にはフィットネスモデルのGal Ferreiraさんと結婚しています。
ドリアンイエーツの今
1997年のMr. Olympiaを最後にボディビルを引退しました。その後はTempleGymを運営していたり、自身のブランドである「DY Nutrition」というサプリメント会社を立ち上げたりなど、現在もフィットネス業界で活躍しています。
また現役当時から言われていた、ステロイド使用疑惑についてですが、ロンドン・リアルと言う番組内で、「オン、オフ関係なく、1985年のアマチュア大会からプロを引退する1997年の12年間ステロイドを使用してた」と告白して話題になりました。
ドリアンイエーツの名言
毎日があなたの人生最後の日です。決して過去の失敗を振り返るな。他人を勝手に評価するな。
人は自分の人生をどのように過ごしたいかをよく忘れる。
ドリアンイエーツのオンシーズンの食事メニュー
- 1食目: 1カップのオートミール、10個の卵白、ホエイプロテイン
- 2食目: ミールリプレイスメントシェイク
- 3食目: 鳥の胸肉、サラダ、じゃがいも、もしくは白米
- 4食目: ミールリプレイスメントシェイク
- 5食目: 34Ogのヒレステーキ、サラダ、じゃがいも、もしくは白米
- 6食目: 2分の1カップのオートミール、6個の卵白、ホエイプロテイン
ドリアンイエーツのトレーニングメニュー
出典:http://www.borntoworkout.com/dorian-yates-workout-routine-diet-plan-training-philosophy/
ドリアンイエーツは21歳のときにトレーニング科学に関する本を全て読み漁り、その中でマイク・メンツァーのヘビーデューティートレーニングを見つけました。
ヘビーデューティートレーニングとは
- ノーチラスマシンを開発したアーサー・ジョーンズの理論をもとにマイク・メンツァーが考案した。
- 1970年代の主流だった1部位に対し、大量にセットをこなしていくトレーニング法とは真逆で1部位に対して、1セットしか行わないトレーニング法
マイク・メンツァー氏の提唱するヘビーデューティートレーニングは本来、1部位に対して1種目1セットが基本でしたが、ドリアンイエーツは自分なりにアレンジを加え、1部位に対して複数の種目を取り入れてオリジナルのヘビーデューティートレーニングを実践していたようです。
またヘビーデューティートレーニングだけではなく、フォースドレップ法やレストポーズ法なども取り入れていたようです。
1日目:肩、三頭筋、腹筋
- スミスマシンショルダープレス
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - ダンベルラテラルレイズ
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - ワンアームケーブルラテラルレイズ
ウォーミングアップ1セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - ダンベルシュラッグ
ウォーミングアップ1セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep)
- ケーブルプレスダウン
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - スカルクラッシャー
ウォーミングアップ1セット(10-12rep)
メインセット1セット(6-8rep)
- シットアップ
メインセット1セット(20rep) - クランチ
メインセット1セット(6-8rep) - リバースクランチ
メインセット1セット(20rep)
2日目:背中
- ダンベルプルオーバー
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - フロントラットプルダウン(ハンマー・ストレングス社製)
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - リバーグリップラットプルダウン(ハンマー・ストレングス社製)
ウォーミングアップ1セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - ワンアームダンベルロウ
ウォーミングアップ1セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - シーテッドロー
ウォーミングアップ1セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - デッドリフト
ウォーミングアップ1セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - ハイパーエクステンション
メインセット1セット(8-10rep)
3日目:オフ
4日目:胸、二頭筋、腹筋
- インクラインベンチプレス
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - マシンチェストプレス
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - デクラインベンチプレス
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - インクラインダンベルフライ
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - フラットダンベルフライ
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - ケーブルクロスオーバー
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep)
- インクラインダンベルカール
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - EZバーカール
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - プリチャーカール
ウォーミングアップ1セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep)
- シットアップ
メインセット1セット(20rep) - クランチ
メインセット1セット(6-8rep) - リバースクランチ
メインセット1セット(20rep)
5日目:オフ
6日目:脚、カーフ
- レッグエクステンション
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - レッグプレス
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - ハックスクワット
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - シーテッドレッグカール
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - スティッフレッグドデッドリフト
ウォーミングアップ1セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep) - シーテッドカーフレイズ
ウォーミングアップ2セット(10-12rep)
メインセット1セット(8-10rep)
7日目:オフ
ドリアンイエーツの過去のコンテスト成績
出典:https://themaclife.com/life-style/commit-goals-write/
ドリアンイエーツは世界で最もレベルが高いボディビル大会Mr. Olympiaで1992年から1997年まで6連覇という偉業を成し遂げています。
この連勝記録は歴代でロニーコールマンの8連覇、リーヘイニーの8連覇、アーノルドシュワルツネッガーの7連覇に次いで歴代4番目の記録にあたります。
表舞台にはほとんど出てこず、急に大会にエントリーしては優勝してしまうことから「The Shadow」という異名が付けられた。Mr. Olympia以外にはほとんど出場せず、ゲストポーズもほとんど断っていた。
1985 World Games Heavyweights | 7位 |
1986 British Championships, Heavyweight | 1位 |
1988 British Championships, Heavyweight and overall | 1位 |
1990 Night of Champions | 2位 |
1991 Night of Champions, | 1位 |
1991 Mr. Olympia, | 2位 |
1991 English Grand Prix, | 1位 |
1992 Mr. Olympia, | 1位 |
1992 English Grand Prix, | 1位 |
1993 Mr. Olympia, | 1位 |
1994 Mr. Olympia, | 1位 |
1994 Spanish Grand Prix, | 1位 |
1994 German Grand Prix, | 1位 |
1994 English Grand Prix, | 1位 |
1995 Mr. Olympia, | 1位 |
1996 Mr. Olympia, | 1位 |
1996 Spanish Grand Prix, | 1位 |
1996 German Grand Prix, | 1位 |
1996 English Grand Prix, | 1位 |
1997 Mr. Olympia, | 1位 |
ドリアンイエーツのおすすめ動画
ドリアンイエーツの各種SNS
- DY Nutrition : https://dynutrition.com
- フェイスブック : https://www.facebook.com
- インスタグラム: https://www.instagram.com
- ユーチューブ : https://www.youtube.com
まとめ
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Great to be back home ..Chillin with my lovely Frenchie Moby …Who else is a dog lover .?
現役当時のドリアンイエーツもカッコ良いですが、今の渋くなったドリアンイエーツもめちゃくちゃカッコよくて好きです。
これからも活躍を期待しています。
↓ドリアンイエーツをもっと知りたい方はこの本がオススメです。