今回の記事ではミスターオリンピアを7連覇した「The Gift」こと、フィルヒースを紹介します。
世界で最もレベルの高いボディビル大会である、ミスターオリンピアを7連覇しているフィルヒースは一体、どんな幼少期を過ごしてきたのか。
そして、どんなトレーニング、どんな食事をしてチャンピオンに君臨したのか、まとめましたのでご覧になってください。
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このページの目次
フィルヒースのプロフィール
名前:フィルヒース(Phil Heath)
異名:ザ・ギフト(The Gift)
生年月日:1979年12月18日
出身:アメリカ合衆国ワシントンシアトル
身長:175cm
体重:109kg(オン)125kg(オフ)
胸囲:137cm
上腕:58cm
ウエスト:73cm
大腿:81cm
カーフ:50cm
フィルヒースの生い立ち
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幼少期
1979年ワシントン州シアトルで生まれたフィルヒースは小さい頃から運動が好きでアクティブな子どもでした。
両親は仕事面では成功してましたが、いつも忙しくフィルヒースの面倒を見ることができなかったために、フィルヒースは料理や掃除など、自分のことは自分でやるようなりました。
フィルヒースは小さい頃からバスケットボールをやっており、高校時代は学校のチームに所属し、シューティングガードとして活躍。大学はコロラド州にあるデンバー大学にはスポーツ奨学金で入学しました。
大学時代はバスケをやりつつも、バスケの補強運動としてウェイトトレーニングを始めましたが、あくまでもジャンプ力を向上させたりさせるためにトレーニングをしていました。
ボディビルに挑戦
フィルヒースはバスケを続けながらも、自分にはバスケの才能がなく、このまま続けても結果が出ないことは理解していました。
そんな中、フィルヒースは2002年からボディビルについて真剣に考えるようになりました。
地元のトレーニングジムで仕事をしていたフィルヒースは効果的なトレーニング、栄養、サプリメントなどについて多く学びました。
3年近く、ハードにトレーニングを続けた結果、フィルヒースの体は体脂肪率6%で97kgという体になっていました。
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チャンピオン誕生
2003年にフィルヒースにとって、初めての大会に参加します。
「The Rocky Mountain Notrthern Physique Committee」という大会に初出場し、いきなり優勝。この優勝がきっかけで「The Gift」というニックネームを獲得しました。
その後も数多くの大会で好成績を収めていたフィルヒースは2008年に世界で最もレベルの高いボディビル大会、ミスターオリンピアに初出場し、3位入賞を果たします。
2011年のミスターオリンピアでは優勝をし、2017年まで7連覇を達成しました。
現在もプロボディビルダーとして活躍しながら、ボディビルに関するDVDを5枚発売したり、ボディビルに関する映画「Generation Iron」にも出演しています。
フィルヒースのトレーニングメニューについて
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フィルヒースのトレーニングは基本的な種目ばかりで内容もほぼ変わっていません。
弱点があれば、その部位にフォーカスして取り組むべきだが、ミスターオリンピアで初優勝したときから現在のトレーニングの内容はほぼ変わっていないそうです。新しい種目など、奇抜な種目は取り入れずに基本的なメニューをやりこむのがフィルヒースの信条だそうです・
1回のトレーニング時間は70分から90分ほどで、筋肉を限界まで追い込めてるのであれば、このぐらいの時間で十分だそうです。もし、70分から90分経っているのに、余力が残っているのであれば、それは追い込めていない証になると考えているそうです。
回数については8-12回が筋肥大には適していると考え、12回を超えてしまうのであれば、重量を上げるべきだと考えているそうです。
インターバルについてはBIG3などで高重量を扱う際は十分なインターバルが必要ですが、それ以外の場合は30秒から40秒ほどしか取らないそうです。
また、ダイエット中に筋肉を落とさないようにするには使用重量を落とさないようにするのが大事だと考えているそうです。また、大会3日前までトレーニングを続けるそうです。
最近、話題のファットグリップもフィルヒースは腕トレで使用していますね。ベルトとパワーグリップはシークのものです。
月曜日:脚、カーフ
種目 | セット数 | 回数 |
ライイングレッグカール | 4セット | 8-10回 |
スティッフレッグドデッドリフト | 4セット | 8-10回 |
シーテッドレッグカール | 7セット | 10-12回 |
スタンディングカーフレイズ | 4セット | 15-20回 |
レッグプレスカーフレイズ | 7セット | 15-20回 |
レッグエクステンション | 4セット | 10-12回 |
フロントスクワット | 4セット | 10-12回 |
レッグプレス | 3セット | 12回 |
ハックスクワット | 7セット | 7回 |
火曜日:胸、上腕三頭筋
種目 | セット数 | 回数 |
インクラインダンベルプレス | 4セット | 10-12回 |
インクラインダンベルフライ | 4セット | 10-12回 |
ハンマーストレングスベンチプレス | 3セット | 10-12回 |
ペックフライ | 7セット | 10-12回 |
プッシュダウン | 3セット | 10-12回 |
ディップス | 3セット | 10-12回 |
ナローベンチプレス | 3セット | 10-12回 |
トライセプスエクステンション | 7セット | 10-12回 |
水曜日:オフ
木曜日:背中と上腕二頭筋
種目 | セット数 | 回数 |
ワイドグリップラットプルダウン | 3セット | 10-12 |
チンニング | 3セット | 10-12 |
Tバーロー | 4セット | 12回 |
ベントオーバーロー | 4セット | 12回 |
ダンベルロー | 3セット | 12回 |
アームプルダウン(ロープ) | 7セット | 10-12 |
EZバーカール | 3セット | 12回 |
ハンマーカール | 3セット | 12回 |
コンセントレーションカール | 3セット | 12回 |
プリチャーカール | 7セット | 8-10回 |
金曜日:肩
種目 | セット数 | 回数 |
スミスマシンミリタリープレス | 4セット | 10-12回 |
ダンベルフロントレイズ | 4セット | 10-12回 |
アップライトロー | 4セット | 10-12回 |
ダンベルラテラルレイズ | 7セット | 10-12回 |
ダンベルシュラッグ | 4セット | 12回 |
バーベルシュラッグ | 4セット | 12回 |
土曜日:オフ
日曜日:オフ
フィルヒースの食事内容について
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1日の食事回数については8回食事をし、栄養が枯渇しないように気をつけています。オンシーズン中にはマルチビタミンと脂肪燃焼系サプリメントを使うそうです。
フィルヒースはタンパク質を多く摂取するようにしており、鶏ムネ肉、牛赤身肉、魚などから摂るようにし、炭水化物はさつまいも、オートミール、玄米などのGI値の低いものを好んで食べるそうです。
食事については何をどれくらい食べたかなどを記録するためにキッチンには3つのスケールがあり、摂取した時間、摂取したカロリーなどを記録するそうです。
オフシーズンの食事内容
1食目 | 鶏ムネ肉340g 卵白1カップ 白米1合 |
---|---|
2食目 | 牛赤身ステーキ340g 白米2合 |
3食目 | ヒレステーキ340g 全粒粉パスタ226g |
トレーニング前 | プレワークアウトサプリ ホエイプロテイン |
4食目 | ヒレステーキ226g じゃがいも283g |
5食目 | 鶏ムネ肉340g ほうれん草1カップ |
6食目 | 牛赤身ひき肉340g ブロッコリー1カップ |
7食目 | アーモンドバター大さじ2杯 ホエイプロテイン |
オンシーズンの食事内容
1食目 | 卵白2.5カップ オートミール1カップ |
---|---|
2食目 | 鶏ムネ肉340g 玄米1合 蒸し野菜 |
3食目 | ヒレステーキ340g さつまいも1個 |
トレーニング前 | プレワークアウトサプリ ホエイプロテイン |
4食目 | ヒレステーキ340g さつまいも1個 |
5食目 | 鶏ムネ肉340g 玄米1合 |
6食目 | ティラピア340g 蒸したブロッコリー |
7食目 | ティラピア340g 蒸したブロッコリー |
フィルヒースの2017年ミスターオリンピアでの名言スピーチ
フィルヒースが2017年のミスターオリンピアで優勝し、7連覇を達成した際のスピーチがとても感動的なのでシェアします。
フィルヒースの年収
フィルヒースの年収についてですが、2017年のミスターオリンピア優勝賞金が$400,000(4400万)です。
この優勝賞金に加えて、フィルヒースは自身のアパレルブランドやスマホアプリなどを運営してるので、およそ1億円ぐらいではないでしょうか?
2018年ミスターオリンピアで連覇記録がついに途絶える。
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2018年9月16日に開催されたミスターオリンピアではフィルヒースにとって、8連覇が掛かった大会でしたが、ショーンローデンに破れ、準優勝という結果に終わり、8連覇という大記録は達成できませんでした。
フィルヒースの妻、現在の彼女について
フィルヒースは2007年6月23日にジェニージャクソンという女性と結婚しましたが、2015年には離婚をしています。
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現在は新しい彼女とお付き合いされてるそうですが、彼女についての情報などはフィル自身からは明かしていません。
フィルヒースの過去の大会成績
2位 | 2018 Mr Olympia |
---|---|
1位 | 2017 Mr Olympia |
1位 | 2016 Mr Olympia |
1位 | 2015 Mr Olympia |
1位 | 2014 Mr. Olympia |
1位 | 2013 Arnold Classic Europe |
1位 | 2013 Mr. Olympia |
1位 | 2012 Sheru Classic |
1位 | 2012 Mr Olympia |
1位 | 2011 Sheru Classic |
1位 | 2011 Mr. Olympia |
2位 | 2010 Mr Olympia |
2位 | 2010 Arnold Classic |
5位 | 2009 Mr. Olympia |
3位 | 2008 Mr. Olympia |
2位 | 2008 Arnold Classic |
1位 | 2008 IFBB Iron Man |
5位 | 2007 Arnold Classic |
1位 | 2006 Colorado Pro Championships |
1位 | 2005 NPC USA Championships, Heavyweight |
1位 | 2005 NPC Junior Nationals, Heavyweight |
1位 | 2004 NPC Colorado State, Heavyweight |
1位 | 2003 Northern Colorado State, Novice,overall |
1位 | 2003 Northern Colorado State, Novice, Light-Heavyweight |
1位 | 2003 NPC Colorado State, Light-Heavyweight |
フィルヒースの各種SNSなど
- インスタ
https://www.instagram.com - ツイッター
https://twitter.com - フェイスブック
https://www.facebook.com
↓フィルがトレーニング中に着用してるbeatsのヘッドホン
↓最近買って良かった電動シェイカー