今回の記事では2017年に亡くなってしまったリッチピアーナについて紹介します。
ボディビルダーのステロイド使用についてや、フィットネス業界の闇を赤裸々に暴露していた彼ですが、インスタ、YouTubeでは100万人を超える有名人で、多くのファンがおり、自分もそのうちの1人でした。
今回はそんな彼について、まとめたので、よかったら最後まで読んでください。
このページの目次
リッチピアーナのプロフィール
名前 :リッチピアーナ(Rich Piana)
職業 :ボディビルダー、起業家、俳優
生まれ :アメリカ合衆国カリフォルニア州グレンデール
生年月日:1970年9月26日
命日 :2017年8月25日(46歳)
身長 :185cm
体重 :124-143kg
腕回り :61cm
リッチピアーナの経歴
ボディビル選手として
リッチピアーナはカリフォルニア州グレンデールで生まれ育ち、6歳のときにプロボディビルダーであるビル・カンブラに衝撃を受けたそうです。11歳のときにはトレーニングを始め、4年後の15歳で初めてボディビル大会に参加しました。
19歳になったころにはリッチはカリフォルニア州の大会を含む数多くのアマチュア大会で優勝するようになっていたそうです。
リッチは2009年の「NPC Sacramento Pro」や「Border States Classic Championships」などの大会でも優勝し、ボディビル選手として20年近く戦い続けました。
ボディビル選手を引退、5% Nutritionについて
リッチはボディビルダーとしてコンテストに出場するのを辞めた後は「5% Nutrition」というサプリメント、アパレル会社を立ち上げ、自分自身が広告塔となって、YoutubeやInstagramなどを用いて宣伝し、大人気のブランドになりました。
ちなみに5%という名前の意味ですが、必死に夢を叶えようとしたり、思い描いた通りの人生を生きたり、目標を達成するために実際に行動してるのは全体の5%しかいないという意味があるそうです。
また彼のYoutubeやInstagramではプロボディビル業界ではタブーとされてるステロイドの話題などを赤裸々に語ったことで一気にリッチは有名になりました。
ステロイド使用について
リッチがステロイドを初めて使用したのは18歳でした。中々、大会での結果が良くなく、どうしてもボディビルダーとして成功したかったリッチはステロイドを使用したそうです。
当時はインターネットなども発達しておらず、サイクルなど何もわからないまま使用していたそうです。
ただ、リッチはステロイドの代表的な副作用である内臓肥大、脱毛症、女性化乳房などのリスクはわかった上で使用したと述べていますし、リッチにとって成功するためなら、それらのリスクはリスクだとは感じてなかったそうです。
しかし、2016年にYouTubeで後悔したビデオではステロイドを使用するか悩んでいる視聴者に対して「ステロイドを使用する意味はない。ステロイドは体も心も傷つける」と忠告しました。
あくまでリッチはステロイドをボディビル選手として勝利するために必要なものだったとし、そうする選択肢しかなかったと述べています。
リッチピアーナの妻について
リッチピアーナは2度結婚しています。最初の結婚はリッチがある事件を起こしたことで離婚してしまいます。
その後はフィットネスモデルのChanel Jansenと長期間付き合っていましたが、破局。
その後、リッチはアイスランドのボディビルダーであるsara heimisdóttirと交際期間3ヶ月という早さで結婚しましたが、後に彼女がアメリカでの永住権を取得するためにリッチと結婚したことがわかり、離婚してしまいました。
2度目の離婚後は以前付き合っていたChanel Jansenと復縁し、リッチが亡くなるまで共にしました。
リッチピアーナの死因について
2017年の8月7日の13時半ごろ自宅で彼女である、Jansenに散髪してもらっていた際にリッチは急に意識を失い、床に倒れました。
Jansenはすぐに911に電話し、救急車が到着するまでの約10分間、心肺蘇生を試みますがすでにリッチの心拍数が正常ではありませんでした。後に正常に戻りますが、30分近く脳細胞に十分な酸素を供給できなかったために脳細胞に多大なダメージが残りました。
最終的にリッチは8月25日に亡くなってしまいました。後にリッチの体を解剖した際に心臓や肝臓が成人男性の2倍近くあることがわかっており、ステロイド、成長ホルモンの副作用のものだと考えられています。
死因に関してはステロイドによるもの、鎮痛剤によるものなど様々な憶測が飛び交いますが、結局のところ明確な死因は今もわかっていません。
リッチピアーナのトレーニングメニュー
リッチのトレーニングに対する考え方は他のボディビルダーと多くの部分で違っていました。
リッチはフリーウェイトよりケーブルやマシンを好んでいましたし、高重量のトレーニングより低重量でパンプを重視したトレーニングの方が筋肥大には効果があると考えていました。
回数に関しても4-8レップスしかできないトレーニングはせずに基本的に1セット12reps以上はするようにしていました。
またリッチは過去に、腕のワークアウトを8時間行ったこともありました。
以下のメニューをノンストップで行い、プロテイン補給をし、すぐに再開し、8時間このトレーニングを続けました。リッチにとって、腕が昔から弱点で改善するためにこのようなトレーニングを行なったといいます。
スカルクラッシャー | 4sets | 10reps |
バーベルカール | 4sets | 10reps |
シングルアームダンベルエクステンション | 4sets | 10reps |
ハンマーカール | 4sets | 10reps |
リッチの普段の1週間のトレーニングメニューはこちらになります。
月曜日:背中
種目 | セット数 | 回数 |
シングルアームダンベルロー | 4sets | 12reps |
ツーハンドダンベルロー | 5sets | 12reps |
ワイドグリップラットプルダウン | 5sets | 12reps |
Tバーロー | 4sets | 12reps |
ベントオーバーロー | 4sets | 12reps |
火曜日:胸
種目 | セット数 | 回数 |
インクラインベンチプレス | 5sets | 12reps |
ベンチプレス | 5sets | 12reps |
ケーブルクロスオーバー | 6sets | 16-20reps |
水曜日:脚
種目 | セット数 | 回数 |
ライイングレッグカール | 4sets | 12reps |
シングルレッグカール | 4sets | 12reps |
スティッフレッグドデッドリフト | 5sets | 12reps |
レッグエクステンション | 4sets | 12reps |
レッグプレス | 4sets | 12reps |
ハックスクワット | 5sets | 12reps |
木曜日:肩、僧帽筋
種目 | セット数 | 回数 |
サイドラテラルレイズ | 5sets | 12reps |
マシンショルダープレス | 4sets | 12reps |
リバースフライ | 5sets | 12reps |
マシントラップレイズ | 5sets | 12reps |
バーベルフロントトラップレイズ | 4-6sets | 12reps |
バーべルシュラッグ | 5sets | 12reps |
金曜日:腕
種目 | セット数 | 回数 |
ケーブルカール | 4sets | 12reps |
ダンベルカール | 5sets | 12reps |
リバースフライ | 5sets | 12reps |
インクラインダンベルカール | 5sets | 12reps |
プッシュダウン | 4sets | 12reps |
ケーブルフレンチプレス | 4sets | 12reps |
ナローベンチプレス | 4sets | 10-12reps |
土曜、日曜日:オフ
リッチピアーナの食事、サプリメントについて
リッチはボディビル選手を引退してからは1日8食みたいな食事は一切しておらず、代わりに彼の体が望むものを食べるようにしていたそうです。
また、リッチは日頃からサプリメントよりも食事の方が重要だと主張し続けていたので、プロテインなどは飲まずにさつまいもやオーツなどを主原料とした自社ブランドのサプリメントなどを飲んでいました。
食事をとても重要だと考えたリッチは自社ブランドの「5% Nutrition」では高タンパクで低脂質のお弁当をデリバリーするサービスもやっていました。
リッチピアーナの過去のコンテスト結果
7位 | 1999 USA Bodybuilding & Fitness Championships |
---|---|
1位 | 2003 Los Angeles Bodybuilding Championships – NPC |
11位 | 2003 USA Bodybuilding Championships – NPC |
16位 | 2003 National Bodybuilding Championship – NPC |
6位 | 2004 National Bodybuilding, Fitness & Figure Championships |
1位 | 2009 Border States Classic XXX |
1位 | 2009 NPC Sacramento |
リッチピアーナのおすすめ動画
リッチピアーナの各種SNSなど
- ホームページ
https://www.rich-piana.com - YouTube
https://www.youtube.com - インスタ
https://www.instagram.com - フェイスブック
https://www.facebook.com - 5%Nutrition日本ショップ
https://rich-piana.down-beat
おわりに
やっぱり、リッチピアーナが亡くなってしまったことはとても悲しいですね。
今だに亡くなったことが信じられません。パワフルで見てるこっちまで元気にさせてくれる彼の存在は偉大でした。
R.I.P RichPiana
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