今回の記事ではジャガー佐藤こと佐藤貴規選手を紹介します。
佐藤選手は2017年での世界ボディビル選手権を最後に現役を引退してしまいましたが、トレーニングや食事に関する考え方はとても参考になる部分があるのでシェアしたいと思います。
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佐藤貴規のプロフィール
名前:佐藤貴規(さとう たかのり)
ニックネーム:ジャガー佐藤
生年月日:1979年6月28日
年齢:39歳
出身:東京都
出身:163cm
体重:73kg
好きな食べ物:焼肉
佐藤貴規の経歴
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幼少期から野球、空手、格闘技など様々なスポーツを経験していた佐藤選手は10代の時からトレーニングをしていたそうです。
大学を卒業後、ゴールドジムに就職した佐藤選手は空手の稽古の時間が仕事の時間とよく被ってしまい、仕方なく空手を辞めてしまいます。
空手を辞めた後はウェイトトレーニングを本格的に始め、ボディビル大会にも出場してみようと思ったそうです。
2003年の男子日本クラス別ボディビル選手権60kg級に初出場し、5位入賞をしました。以降は着々と順位を上げ、2011年の70kg級で初優勝。2012年2013年2014年2015年2017年でも優勝をしています。
日本で最もレベルの高い大会である日本ボディビル選手権には2012年に初出場し、7位。元ミスター日本の田代誠選手からは「3年後には鈴木選手(現チャンピオン)と佐藤選手がミスター日本を争っている」と言っており、田代選手も佐藤選手の実力を認めています。
しかし、日本ボディビル選手権での最高成績は2015年2016年2017年の5位で終わる。
仕事はゴールドジムプロダクト事業部主任でサプリメントなどの開発に携わっているそうです。
ちなみになぜジャガー佐藤と呼ばれているのかと言うと、動物のジャガーではなく、頭がジャガイモのような形をしていることからジャガー佐藤と呼ばれるようになったと以前に佐藤選手自ら説明していました。
佐藤貴規のトレーニングについて
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佐藤選手のトレーニングの特徴は高重量を扱い、強い刺激を筋肉に与え、筋破壊をさせるセットと低重量で高回数行い、パンプアップさせるセットの2つのアプローチを行っているそうです。
そして、トレーニング種目の順番やマシンに「こだわらないことがこだわり」という信条があるそうです。
佐藤選手の分割法に関しては
- 胸
- 大腿四頭筋
- 腕
- 背中
- 肩
- ハムストリングス
の6分割でやっているそうです。
種目の選択はPOF法に基づいて、ミッドレンジ種目、ストレッチ種目、コントラクト種目の3つを取り入れるようにしてるそうですが、その中でも特にコントラクト種目を重視しているそうです。
コントラクト種目の方が筋力を発揮しやすいため、その中で筋破壊を行っていくという考えだそうです。
- POF法とは?
POFとはPosition・Of・Flexionの略で訳すると「屈曲の位置」のことです。POF法は筋肉に最大負荷が掛かるところが3つに分けられます。
- 最大限に伸展させた状態で最大負荷がかかるのがストレッチ種目
- 収縮した状態で最大負荷がかかるのがコントラクト種目
- 中間地点で最大負荷のかかるのがミッドレンジ種目
胸の種目で例えると、
ダンベルフライがストレッチ種目
ケーブルクロスオーバーがコントラクト種目
ベンチプレスがミッドレンジ種目になります。
佐藤貴規の食事について
佐藤選手の食事の特徴は周囲から佐藤選手は1年中同じものを食べていると言われるぐらい、オンオフ関係なく、ほとんど同じ食事をしています。チートデイも設けないくらい食事に関してはストイックな選手です。
佐藤選手は元々、食が細くジャンクフードやお菓子などを食べてしまうと、すぐにお腹いっぱいになってしまい、タンパク質を摂取出来なくなってしまったり、翌朝に胃がもたれてしまう経験があったことからクリーンな食事を心掛けているそうです。
摂取カロリーについてはオフで3000kcal、オンで2000kcalぐらい。2008年(29歳)に75kgになったのが過去の最高体重だそうです。
参考までに1日の食事メニューを紹介します。
7:00 | ホエイプロテイン10g |
---|---|
7:30 | 白米100g 全卵3個 ツナ缶1個 |
9:30 | おにぎり50g ホエイ&ガゼイン30g |
12:00 | ホエイ&ガゼイン10g |
13:00 | 白米150g ツナ缶4個 ホエイプロテイン40g |
18:00 | おにぎり50g プロテイン40g |
21:00 | プロテイン40g |
22:00 | おにぎり50g |
24:30 | 鶏ムネ肉200g キムチ1パック 玉ねぎ1個 ホエイ&ガゼイン10g |
また、佐藤選手は一時期コンビニで売ってる「炭火焼チキンステーキレモン&ペッパー」をタンパク質補給のために好んで食べていたそうです。
佐藤貴規の引退について
佐藤選手は2017年の世界選手権を最後に、ボディビル選手を引退したそうです。
引退の理由としては、70kg級の自分の体では限界を感じていているとのことでした。
個人的には佐藤選手は目立つ選手ではないものの、どの大会でも安定した絞りで、ポージングも上手で好きな選手だっただけにとても残念です。
佐藤貴規のセミナーについて
ボディビル選手は引退してしまいましたが、トレーニングは続けており、ゲストポーズなどには主演されています。
また、ゴールドジムプロダクト事業部主任として様々なセミナーなども開催しています。
2018年のセミナーですと、9月17日にゴールドジム津田沼千葉店で「オフシーズンに取り組むべき無駄のないバルクアップ」というテーマでセミナーを行うそうです。
どのセミナーも500円や1000円ほどで安価なので、興味ある方はぜひ参加してみてください。セミナー参加者はゴールドジムの商品が20%オフになりますし、お得かと。

佐藤貴規の過去の大会成績
5位 | 2003年 男子日本クラス別ボディビル選手権60kg級 |
---|---|
5位 | 2006年 男子日本クラス別ボディビル選手権65kg級 |
2位 | 2007年 男子日本クラス別ボディビル選手権65kg級 |
1位 | 2007年 東アジア選手権65kg級 |
2位 | 2008年 男子日本クラス別ボディビル選手権65kg級 |
1位 | 2008年 東アジア選手権65kg級 |
2位 | 2010年 男子日本クラス別ボディビル選手権70kg級 |
1位 | 2011年 男子日本クラス別ボディビル選手権70kg級 |
1位 | 2012年 東京選手権 |
1位 | 2012年 男子日本クラス別ボディビル選手権70kg級 |
7位 | 2012年 日本ボディビル選手権 |
1位 | 2013年 男子日本クラス別ボディビル選手権75kg級 |
7位 | 2013年 日本ボディビル選手権 |
1位 | 2014年 男子日本クラス別ボディビル選手権75kg級 |
6位 | 2014年 日本ボディビル選手権 |
1位 | 2015年 男子日本クラス別ボディビル選手権65kg級 |
5位 | 2015年 日本ボディビル選手権 |
2位 | 2016年 男子日本クラス別ボディビル選手権75kg級 |
5位 | 2016年 日本ボディビル選手権 |
1位 | 2017年 男子日本クラス別ボディビル選手権75kg級 |
5位 | 2017年 日本ボディビル選手権 |
7位 | 2017年 世界ボディビル選手権70kg級 |
まとめ
全体のプロポーションが美しい選手で、常に大会上位の成績を収めている佐藤選手が引退するのは悲しいですね。
田代誠選手のように、いつかカムバックすることを待ち望んでいます。
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